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※この記事は、トランプ大統領誕生の背景にあるアメリカの病をはじめ世界の「悪」を論じた『テキサス親父の大予言 日本は、世界の悪を撃退できる』(トニー・マラーノ著)から抜粋しました。ネットでのご購入はこちらへ。
トランプ氏が俺たちのような保守派から人気を集めている理由は、おかしな米国型リベラリズムの象徴ともいえる「ポリティカル・コレクトネス(Political Correctness)」(PC)の考えに汚染されていないからなんだ。
PCは、「人種や民族、ジェンダー、職業の違いによる差別、キリスト教以外の宗教などへの差別をなくそうという考え方は『政治的に正当である』」という意味で使われる。ところがアメリカでは近年、このPCが行き過ぎていて、意味のない言葉狩りや、マイノリティー(少数派)保護と称した被害者ビジネス、個人中心主義が蔓延している。そのため、白人以外の人や女性、あるいは同性愛者のようなマイノリティーに対して少しでも否定的な発言をすると、すぐに「差別だ!」と大きな批判を浴びることになる。これは政治家や著名人に限った話ではなく、一般人も同様だ。
確かに差別はよくない。だが、それが行き過ぎてしまっているから大変なんだ。