教科書会社歳暮で富士見市教育長を文書訓告 埼玉

 富士見市の森元州教育長(63)が音楽教科書を発行する教育芸術社(東京)から歳暮を贈られていた問題で、市教育委員会は25日、「懲戒処分にすべき事案には当たらないが、職務遂行の公正性に市民の疑念を生じさせた」として、森元教育長を14日付で文書訓告処分にしたと発表した。

 市教委によると、森元教育長は平成24〜26年に同社の元社員から5600円相当の歳暮(リンゴ)を計3回受け取った。代金は同社が負担した。同市の教科書は周辺7市町が共同採択しているが、採択に関して森元教育長の不当な働きかけはなかったとしている。

 森元教育長によると、元社員とは音楽教諭時代の20〜30代に顔見知りで、約30年間連絡がなかったが、元社員が退職後、再び付き合いが始まったという。

 森元教育長は「教科書採択に疑問を生じさせ申し訳ない。今後、厳正に職務に当たりたい」と話している。

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