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東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した横浜市立中1年の男子生徒がいじめを受けていたのに、学校や市教育委員会が適切に対応していなかった問題。小2で横浜市に家族と移った後、すぐにいじめが始まり、その後、不登校、復学、さらにいじめ、と続き、男子生徒が心安らかに学校に通える貴重な時間が失われた。両親は、学校や市教委に何度も掛け合ったが、なかなか動かず、問題を根深いものにしてしまった。15日に開かれた代理人の黒沢知弘弁護士の記者会見を詳報する。
代理人の黒沢弁護士が涙ながらに生徒の手記を代読
男子生徒は、長年いじめを受けてきたことをふまえ、手記を書いた。
男子生徒の代理人が本人に代わり、平成27年7月にB5ノート3ページのうち最後の1ページに、いじめに対する思いをつづった手記をゆっくりと読み上げた。
代理人は、男子生徒の成長を阻害しないという配慮のもと、一部を抜粋して紹介した。