ゆうゆうLife 向き合って

妊娠直後に乳がん発見 「112日間のママ」支えて アナウンサー清水健さん(40)

【ゆうゆうLife 向き合って】妊娠直後に乳がん発見 「112日間のママ」支えて アナウンサー清水健さん(40)
【ゆうゆうLife 向き合って】妊娠直後に乳がん発見 「112日間のママ」支えて アナウンサー清水健さん(40)
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 読売テレビのアナウンサーとして活躍する清水健さんは昨年2月、妻の奈緒さん=当時(29)=を亡くした。結婚から1年、第1子妊娠直後に乳がんであることが判明し、「妊娠の継続」か「治療に専念」の選択を迫られた。「僕たちは、親子3人で生きると決めました。後悔はありません」と振り返る。(中井なつみ)

 「悪性だった」

 平成26年4月、番組の生放送の合間にようやくつながった妻との電話で、こう聞かされました。その後、番組をどう進行させたのかあまり覚えていません。

 結婚して1年。妊娠が分かった直後で、幸せの絶頂にいるときでした。妊娠後、左胸のしこりに気付いた妻は、妊婦健診で医師に相談し、「念のため」と検査を受けることになったそうです。「心配をかけたくない」という妻の気遣いだったのでしょう。僕は検査当日の朝にそのことを知らされ、「結果が分かったら連絡して」と言って、そのまま出社しました。

 結果を知り、会社から自宅へ向かうタクシーで、知り合いの医師に電話をかけ続けました。少しでもいいから情報が欲しかったのです。

 精密検査の結果、妻の乳がんは「トリプルネガティブ」というタイプで、ホルモン療法や分子標的薬を使った治療が難しく、さらに進行が速いものだと分かりました。

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