24日午後の参院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員会で、民進党の蓮舫代表が質問に立ち、安倍晋三首相と次期米大統領のドナルド・トランプ氏の会談内容について首相と議論を交わした。主なやりとりの詳報は以下の通り。
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蓮舫氏「民進党の蓮舫です。まず一昨日、福島県で震度5弱を観測した地震は、東日本大震災の余震だったと気象庁が発表しました。被災された方々に心からお見舞いを申し上げると同時に、今朝も地震がありました。気象庁は今後1週間、余震の可能性があると注意を喚起しています。政府におかれましても万全の対策を整えていただきたい。同時に、私たちも全力で協力させていただきたいと思います」
「さて、今日はTPPに関して総理の率直な考え方をうかがわせてください。11月8日、米国の大統領選でドナルド・トランプ氏が当選をされました。選挙戦を通じた、さまざまな言動を含めてトランプ氏に対する、11月8日の総理の印象はどういうものでしたか」
首相「米国が民主的な手続きによって次期大統領を選出し、その意味で祝意を表したところでございます。米国のリーダーというのは、世界において大きな責任を持ち、自由世界のリーダーでもある。その責任もしっかり果たしていただきたいと、期待をしているところでございます」
蓮舫氏「どういう印象を持っていましたか?」