阿比留瑠比の極言御免・特別版

譲位を政争の具にするな! 有識者会議に異論唱える民進&朝日に漂う嫌な空気

衆院憲法審査会で発言する民進党の枝野幸男氏=17日午前、国会・衆院第18委員室(斎藤良雄撮影)
衆院憲法審査会で発言する民進党の枝野幸男氏=17日午前、国会・衆院第18委員室(斎藤良雄撮影)

 天皇陛下の譲位のご意向への対応をめぐっては「事柄の性質上、政争に陥ってはいけない」(民進党の江田憲司代表代行)のは大前提だ。このため政府は「まず有識者会議で議論を進め、一定の段階で与野党も交えて議論する」(安倍晋三首相)との手順を踏む考えだが、ここにきてまぜ返すような議論が目立ち始めた。国の根幹に関わる重大事が、政局に利用されかねない嫌な空気が漂う。

 政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は、これまで4回の会合を開いている。専門家らからのヒアリングを重ねるなどし、「そろそろ水平線が見えてきたかなという所までは来た」(御厨貴座長代理)という段階だ。

 ところが、民進党の野田佳彦幹事長は21日の記者会見で、「陛下のお言葉の政治利用と思われる発言は控えなければならない」「静かな環境で結論を導き出さなければいけない」と言いつつ、有識者会議に真っ向から異を唱えた。

 「(陛下が)おっしゃった言葉と全く違う公務負担軽減とか摂政という項目が入って、それを検討している。退位を認めないような発言をする人たち(専門家ら)がいっぱいいる。不思議な現象だ」

 「その(陛下の)意に反する発言をする人を呼び集めるやり方に強い違和感を覚える。国民世論からどんどんかけ離れていく」

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