防衛最前線(97)

韓国、政権が揺れても防衛は揺るがなかった 海自が誇るイージス艦「ちょうかい」が共同訓練

【防衛最前線(97)】韓国、政権が揺れても防衛は揺るがなかった 海自が誇るイージス艦「ちょうかい」が共同訓練
【防衛最前線(97)】韓国、政権が揺れても防衛は揺るがなかった 海自が誇るイージス艦「ちょうかい」が共同訓練
その他の写真を見る (1/8枚)

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人で女性実業家の崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入事件で大揺れの韓国だが、そんなことにはお構いなしに韓国海軍は海上自衛隊とともに日米韓共同訓練に参加した。

 訓練が行われたのは11月9、10両日。海自のイージス艦「ちょうかい」、韓国海軍の「世宗大王(セジョンデワン)」、米海軍の「ステザム」の各イージス艦が参加した。弾道ミサイル情報の共有が目的で、敵ミサイルを探知・追跡する手順を確認。平成26年12月に締結された日米韓の情報共有取り決めに基づく訓練だ。

 「ちょうかい」は、6月に初めて行われた日米韓の弾道ミサイル情報共有訓練「パシフィック・ドラゴン」にも参加。世宗大王とともに2回連続で合同訓練に派遣されており、ミサイル防衛(MD)をめぐる日米韓連携に新たな歴史を刻む自衛艦といえる。

 「ちょうかい」は海自が初めて導入したイージス艦「こんごう」型の4番艦。10年に就役した。イージスシステムは複数の敵ミサイルを識別して追尾。日本に向かうミサイルは海上配備型迎撃ミサイル(SM3)で撃ち落とし、日本のMD態勢の一角を担う。

 ただ、「ちょうかい」が搭載するのは「ベースライン5」と呼ばれるイージスシステムで、弾道ミサイル防衛(BMD)プログラムも旧式の「3・6」。日本全域を守るためには3隻のイージス艦が必要となる。

会員限定記事会員サービス詳細