ビジネス解読

韓国人旅行客が大阪好きのワケ 日本と同じく外国人観光客の誘致に懸命な韓国が「観光立国」になれない理由

クリスマス・シーズンに突入したユニバーサル・スタジオ・ジャパン=11月10日、大阪市
クリスマス・シーズンに突入したユニバーサル・スタジオ・ジャパン=11月10日、大阪市

 日韓関係が一時の「超冷却期間」から脱しているからか、日本を訪問する韓国人旅行客は昨年を上回る勢いだ。

 中央日報日本語版サイトに掲載された韓国経済新聞の記事によると、今年1〜9月に日本を訪問した韓国人旅行客は前年同期比30.2%増の371万人で、昨年1年間の400万人の9割超に達した。特に人気の地域は大阪。旅行客数の上昇率が東京や北海道、福岡を大きく上回り、韓国の旅行業者の話では「大阪はキャンセルが発生しても航空搭乗率が80%台を維持している」という。

 大阪人気を牽引(けんいん)しているのがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)だ。日本国内では長らく東京ディズニーリゾートの後塵(こうじん)を拝するような位置づけにあったが、「ハリー・ポッター」をはじめ話題性のある大型アトラクションを積極的に導入すると集客力を大きく上昇させ、11月7日に平成13年3月の開業からの累計入場者数が1億5000万人を突破した。

 同紙は、日本人気の理由について、旅行業者の分析として(1)日本の代わりになるほどの地域がない(2)いつでも訪問しやすい距離(3)競争激化による安い航空料金(4)ショッピングや料理の魅力-を挙げた。

 一方で同紙は、韓国観光業の韓国経済への影響を懸念する記事や社説を相次いで掲載している。

会員限定記事会員サービス詳細