激震・朴政権

五輪金メダリストらにも波及…水泳の「英雄」に圧力? 朴槿恵氏肝いり事業に参加の新体操のアイドルはバッシング

朴泰桓(桐山弘太撮影)
朴泰桓(桐山弘太撮影)

 【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件で、逮捕された元政府高官から五輪出場を断念するよう圧力を受けていた疑惑が浮上するなど、五輪の元金メダリストらが思わぬ余波に巻き込まれている。

 圧力疑惑が持たれているのは、崔被告に便宜を図ったなどとして、21日に職権乱用容疑などで逮捕された前文化体育観光省第2次官の金鍾(キム・ジョン)容疑者。

 北京五輪競泳男子金メダリストの朴泰桓(パク・テファン)さん側が、金容疑者から「五輪出場を諦めれば、スポンサーとの間を取り持つ」と圧力を受けたと暴露したことから騒動となった。朴さんは過去のドーピング問題でリオ五輪の代表に選出されず、スポーツ仲裁裁判所に提訴し、出場を果たした。

 金容疑者は「体育界の大統領」と呼ばれるほどの影響力を盾に、意に沿わない選手の排除に動いたとの見方が浮上。朴さんは21日、5月に面会した金容疑者について「怖さを感じた」と韓国記者団に振り返った。