震度5弱・津波

よみがえる5年前の恐怖 「海が揺れた」「早く上がっぺ」

 岩手、宮城、福島3県の沿岸部では防潮堤の復旧を進めてきたが、国土交通省のまとめでは9月末時点で、整備予定の計591カ所のうち完成は21%。三浦さんは「いくら高くしても、どんな津波が来るかは分からない」と警戒を怠らない。

 宮城県山元町の町中央公民館には同町立山下小5年の佐々木日南(ひな)さん(11)が、弟で同小4年の斗麻(とうま)君(9)とともに町役場の車で公民館にやってきた。斗麻君は「両親は仕事で出掛けていた。学校に電話したら『山の方へ逃げて』と言われた。(姉と)一緒だから大丈夫」と気丈に話した。

 津波警報や注意報がすべて解除されたのは午後0時50分。避難した住民は帰途に就いた。福島県南相馬市の避難所に身を寄せた同市原町区の無職男性(76)は「それほど大きな被害はなかったようなので良かった」と胸をなで下ろした。