「コーヒー好き」は遺伝子に刻まれている 英大学が研究結果

 イタリア人ニコーラ・ピラストゥ率いるエディンバラ大学の科学者チームが、コーヒーに対する愛着に関係する遺伝子変異を発見した。

PHOTO: MAGLARA / 123F

あなたが1杯のエスプレッソの誘惑に抗えないのだとしたが、それはひょっとしたら、全て遺伝子のせいかもしれない。そう主張しているのは、イタリア人ニコーラ・ピラストゥ率いるエディンバラ大学、トリエステ大学、ブルロ・ガローフォロ小児病院、その他の機関の研究者チームだ。

彼らはまさに、特定の遺伝子変異とコーヒーに対する愛着の間のつながりを発見した。研究の結果--経済的関わりなしにIlly(イタリアの大手コーヒー会社)も参加した--は、学術誌『Scientific Reports』で発表された

科学者たちはこう書いている。「コーヒーは、世界で最も消費されている飲み物のひとつであり、カフェインの第一の摂取源である。その経済と健康に対する重要なインパクトのために、遺伝学とコーヒー消費の間のつながりに関係する側面は、数多くの研究の対象となってきた。にもかかわらず、発見すべきことはまだ多く残っている。わたしたちの研究では、この物質に対する依存と関係している遺伝子変異を特定するために、イタリアの2つのグループにおける遺伝的関連の研究を行った」

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