冷凍メンチO157、遺伝子型全て一致 タケフーズで2次感染か

 沼津市の食品加工会社「タケフーズ」が製造した冷凍メンチカツから腸管出血性大腸菌O157が検出された問題で、県は16日、製造日が8月31日、9月21日、同23日と異なるメンチカツから検出されたO157の遺伝子型が全て一致したと発表した。

 生肉など食材に付着したO157が、消毒の不徹底などが原因で8月下旬から9月下旬まで工場内に残存し、2次感染したとみられるという。県は同日までに同社に対し、消毒の徹底など3項目の再発防止策を求める行政指導を行った。

 ただ、販売会社が既に当該製品を自主回収し、タケフーズの生産ラインも停止していることから、行政処分は見送るという。

 県がこれまで4回実施した立ち入り調査では、工場内の器具や従業員からO157は検出されなかった。しかし、製造年月日が異なるメンチカツと、神奈川など3県で発症した患者から採取した計7検体全てから、同じ遺伝子型のO157が検出され、同一のO157から感染が広がったことが判明した。

 県は、O157が長期間工場内に残存し続けたとみて、生肉などはできるだけ殺菌する▽器具はアルコール消毒に加えて塩素消毒を行う▽製品に中心部まで加熱するよう注意を促す食品表示を付ける-といった指導を行った。

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