プーチン露大統領 巨額収賄容疑の経済発展相を解任

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領は15日、巨額収賄の容疑で刑事訴追されたウリュカエフ経済発展相を「信頼の喪失」を理由に解任した。インタファクス通信が伝えた。メドベージェフ首相は同日、経済発展相の代行にエリン次官を任命した。

 ウリュカエフ氏はこの日、モスクワの裁判所に出廷したが、捜査当局によると容疑を否認したという。裁判所は捜査のために、同氏を来年1月中旬まで自宅拘禁にするとの処分を発表した。ロイター通信によると、有罪となった場合、最長15年の禁錮刑になる可能性があるという。

 ウリュカエフ氏は中堅石油会社バシネフチの民営化をめぐり、同社株式を国営石油大手ロスネフチが取得できるよう便宜を図る見返りに200万ドル(約2億1300万円)を受け取った疑いがある。

 ウリュカエフ氏は日本の対ロシア経済協力計画に関する露側の統括役を務めていた。