信号機のない横断歩道で歩行者を優先させるドライバーは7・6% 48%で断トツ日本一の県は?

横断歩道を渡ろうとする歩行者が左側にいるのに一時停止しない軽トラック(ドライブレコーダー映像、JAF提供)
横断歩道を渡ろうとする歩行者が左側にいるのに一時停止しない軽トラック(ドライブレコーダー映像、JAF提供)

 「信号機がない横断歩道」を歩行者が渡ろうとしている際、どれだけの車が道路交通法を守って一時停止するのか-。一般社団法人日本自動車連盟(JFA)が全国で調査を行った結果、長野県のドライバーの一時停止率は4割を超え、47都道府県で断然のトップとなった。比較論では「思いやり」や「優しさ」で秀でる信州の人々の気質が裏付けられた。むろん、この数字に満足していてはいけない。

 調査は8月15日〜9月1日の平日午前10時〜午後4時に全国の都道府県庁所在地において、センターラインのある片側1車線道路で信号機がない横断歩道2カ所(計94カ箇所)でそれぞれ実施された。そこを渡ろうとする人がいる側の車線を走る自家用乗用車・トラック(白ナンバー)を対象とし、JAF職員が横断歩行者を務めた。一カ所50件以上のサンプルをとった。

 JAF長野支部が発表した調査結果によると、人が渡ろうとしている横断歩道を通過した車は全国計1万26台で、そのうち一時停止したのは757台(7・6%)にとどまった。9割超の車が一時停止を無視した形だ。半数余りの48カ所の横断歩道では、一時停止率は5%に満たなかった。

 翻って長野県(長野市で調査)でのドライバーの一時停止率は48・3%に達し、全国平均(7・6%)をはるかに凌駕(りょうが)するトップとなった。都道府県別のデータは公表されていないが、関係者によれば東海地方のある県が約40%で長野県に続き、それ以外の45都道府県はおおむね一桁から10%程度だったという。

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