防衛最前線(96)

沖縄県で行われた歴史的な日米共同演習 空自が誇るCH47大型輸送ヘリで記者は輸送された

【防衛最前線(96)】沖縄県で行われた歴史的な日米共同演習 空自が誇るCH47大型輸送ヘリで記者は輸送された
【防衛最前線(96)】沖縄県で行われた歴史的な日米共同演習 空自が誇るCH47大型輸送ヘリで記者は輸送された
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 共和党候補、ドナルド・トランプ氏の当選で世界中を驚かせた米大統領選前日の7日、沖縄県沖では航空自衛隊のCH47大型輸送ヘリコプターが歴史的な訓練に参加していた。

 日米共同統合演習「キーンソード」の一環で、安全保障関連法に基づく訓練としては初めての日米共同演習。放置すればすれば日本への武力攻撃に至る恐れがある朝鮮半島有事などの「重要影響事態」を想定し、墜落した米軍機パイロットに見立てた人形を救出する空自と米空軍の救難員を乗せたのが、空自のCH47だ。

 日米合同の救難訓練は「今まで何回もやってきた」(自衛隊関係者)が、重要影響事態の下では活動地域で戦闘が始まっても自衛隊はそのまま救助を継続できる。安保関連法による日米防衛協力の強化を一歩進めた訓練といえ、国内メディア17社26人が取材。報道陣は空自那覇基地から浮原(うきばる)島までCH47で空輸された。

 「ガリガリガリガリガリガリ」

 ローターを回した状態のCH47に近づくにしたがって風圧が強くなり、約3メートル付近で爆音が耳をついた。後部ハッチから乗り込むと、左右両側が向かい合う形で配置された座席が配置され、座席ではローターの振動が体全体に伝わってくる。洗濯機で脱水されているような感覚だ。

 いよいよフライト。一瞬下に押されるような感覚があり、少し浮いたと思ったら一気に上昇。那覇基地に配備されているF15戦闘機やUH60救難ヘリが小さく見えた。飛行中も大きな音がするため、機内では会話も満足にできない。「CH47は物資を輸送するためのヘリなので、記者のみなさんも荷物です」。隊員が語るように、自分が荷物のような気になってきた。

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