エステ業界で働く女性らでつくる労働組合「エステ・ユニオン」は16日、エステ業界大手「ミス・パリ」グループの「シェイプアップハウス」が運営する静岡県内の店舗で、残業代の不払いなどの労働基準法違反で、静岡労働基準監督署が9月に是正勧告をしていたと明らかにした。
会見したエステティシャンの20代女性によると、営業開始30分前に出社し、土日も約1時間残業したが、上司が勤務表を作成するなどして、実際の勤務時間を短くしていたという。
ミス・パリの東京本社でも今年2月、残業代の不払いがあったなどとして中央労基署から是正勧告を受けていたことが判明。ミス・パリは「是正勧告を受けたことは事実。解決に向けて努力している」とコメントした。