7年前の横浜通り魔 容疑者逮捕 山口の男、DNA型合致

■旅行中に犯行

 捜査関係者によると、伊藤容疑者は事件当時も山口県内に住んでいた。犯行の2〜3日前に旅行で横浜を訪れており、女性を刺した数日後には帰宅していたという。伊藤容疑者は資金がたまると、インターネットカフェで寝泊まりしながら東京や横浜などに1カ月単位で滞在していたといい、このときもその一環だったとみられる。

 こうした放浪癖がたたり、事件当時、妻ら家族との関係は悪化していた。加えて、山口県内での仕事を辞めた直後だったといい、伊藤容疑者は逮捕後、「あのときは自暴自棄になっていた。自殺するつもりでナイフを買ったが、むしゃくしゃしてやってしまった」などと容疑を認めた。容疑者逮捕の報に、女性は「ようやく安心できます」と話したという。

 県警では、特別捜査本部が設置されているものだけでも19件の未解決事件を抱える。捜査関係者は「今後も一つでも多くの事件を解決に導くべく、捜査を推進していきたい」と話した。

横浜駅東口通り魔事件 平成21年3月1日午後0時20分ごろ、JR横浜駅東口地下商業施設「ポルタ」から地上に出る「E階段」で、横浜市内に住むエステティシャンの30代女性が背後から左腰を刺されて軽傷を負った事件。白昼の凶行に、県警は事件後、制服警察官による見回りを約60人態勢(休日)で実施。しばらくの間、同駅周辺は物々しい状態が続いた。

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