犯人検挙への決意新たに 渋谷暴動事件45年 警視総監ら献花

「渋谷暴動事件」から45年を迎え、事件当時の現場では沖田芳樹警視総監が献花を行った=14日、東京都渋谷区(春名中撮影)
「渋谷暴動事件」から45年を迎え、事件当時の現場では沖田芳樹警視総監が献花を行った=14日、東京都渋谷区(春名中撮影)

 沖縄返還協定の批准阻止を掲げた過激派が警察官を殺害した渋谷暴動事件から45年となった14日、沖田芳樹警視総監ら警視庁幹部が東京都渋谷区の事件現場を訪れて献花し、事件解決への決意を新たにした。警察当局は同事件を公的懸賞金「捜査特別報奨金」の対象に指定しており、実行役とされる過激派「中核派」の大坂正明容疑者(67)、殺人容疑などで指名手配=の行方を追っている。

 渋谷暴動事件は昭和46年11月14日に発生し、沖縄返還協定の批准阻止を訴える中核派などのデモ隊が機動隊員や派出所を襲撃。新潟県警から応援派遣されていた中村恒雄警部補=当時(21)、2階級特進=が鉄パイプでめった打ちにされるなどして殉職した。

 慰霊碑は現場近くの米穀店の敷地内に設置されており、沖田警視総監のほか、金井貴義渋谷署長ら幹部が花を手向けた。

 米穀店を営む梅沢和雄さん(70)は事件当日について「外出先から帰ったら、火炎瓶でアスファルトが溶けて変色していた。大変なことが起きたと実感した。何の落ち度もない若い警察官が亡くなったのは心が痛い。事件の早期解決を願っている」と語った。

 公的懸賞金制度では、大坂容疑者の検挙につながる有力情報に上限300万円を支払う。情報提供は警視庁公安部(電)03・3581・4321。受付期間は来年10月31日まで。

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