博多駅前陥没

九州の玄関の誇り…強気1週間工事200人 大成建設も汚名返上フル稼働

■流動化処理土で効率化

 異例のスピードを要求された工事で選択された工法が、土と砂、セメントを混合した「流動化処理土」による埋め戻しだ。この土は水の中でも固まる性質で、破損した下水道の水などが大量にたまっていた現場には最適だと考えられた。

 この工法では、水を抜くまでセメント注入を待つ必要がなく、水の中に流し込むだけで固まるため作業を効率化できる。市交通局の担当者は「通常は地盤を強固にする際に用いている工法。一刻も早く作業を終わらせるためだった」と説明する。

 一方、事故を誘発したとされる地下鉄工事を請け負っていた大成建設も汚名返上とばかりに復旧工事に邁進した。必要なミキサー車を近隣営業所を通じるなどして手当たり次第動員したほか、ピストン輸送を継続。千台以上に及ぶ土砂などを短期間で現場に集めた。

 市によると、職員や作業員らを合わせて1日100人以上の態勢で夜通し作業を続け、9日夜には水道管や送電線などが通る地下3メートルの高さまで埋め戻した。

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