杉田水脈のなでしこリポート(20)

「民主主義は進み、妥協するのが下手になった」…デンマークで聞いた興味深いエピソード

 基本「フォルケフォイスコーレ」はデンマーク人の占める割合が50%以上でないといけないとなっていますが、次に見学した「インターナショナル・ピープルズ・カレッジ」は例外で、デンマーク人が一人もいなくても良いことになっています。でも、他校と同じく政府の補助金は受けられます(「フォルケフォイスコーレ」はすべて私立)。デンマークでは、どんな人たちでもグループを作ってフリースクールを立ち上げることができます。教育省はお金は出すが、口は出さないという方針だそうです。

 このフォルケフォイスコーレには日本人の学生もたくさん学んでいました。一つ気になったことは、前述の通り性に奔放な国柄もあり、寄宿舎(全寮制。先生も全て住み込み)の男子と女子のユニット(シングルとツインの部屋が一つずつ、3人で一つのユニット)が同じ建物に男女混合で入っていること、カップルになるとツインの部屋に入れること。校長先生曰く、「18歳以上なので、性のことは本人たちに任せて自由にさせています。学校内で愛の場面がたくさん繰り広げられています」とのことでした。これも文化の違いなのだと思いますが、日本の親としてはこの学校に行かせることを躊躇(ちゅうちょ)すると思います。

(続く)

■杉田水脈(すぎた・みお) 昭和42年4月生まれ。鳥取大農学部林学科卒。西宮市職員などを経て、平成24年に日本維新の会公認で衆院選に出馬し、初当選。平成26年に落選後は、民間国際NGOの一員として国際社会での日本の汚名をそそぐために活動を続けている。好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」。

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