杉田水脈のなでしこリポート(20)

「民主主義は進み、妥協するのが下手になった」…デンマークで聞いた興味深いエピソード

 デンマークで人気の「森のようちえん」ですが、グリウスコウ自然幼稚園のように普通の幼稚園に併設されているのではなく、一日中森の中で過ごすタイプの幼稚園の方が人気が高いそうです。雨の日も雪の日もずっと屋外で過ごす幼稚園ですが、赤ちゃんが生まれた次の日に予約を入れるほどだということでした。

 余談ですが、デンマークの乳幼児は外でお昼寝させるそうです。マイナス10度になる冬もお構いなし。そうすると肺活量が強い子供になるとか。家族で食事に出かけても、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま店の外に放置し、大人だけで食事を楽しみます。デンマークに行く前に読んだ「デンマーク人が世界で一番幸せな10の理由」の中でもそのことが紹介されていて、「赤ちゃんを外に置きっぱなしにしても誘拐されないくらいデンマークは治安のよい国です」と書かれていました。アメリカで同じことをしたら児童虐待で逮捕されたというエピソードが添えられて。実際にこちらで子育てされているお母さんは、「外の方が空気がきれいだし、風邪もひきにくくなるし、全く問題なしよ」と笑顔でおっしゃいました。文化の違いですね。

 「森のようちえん」と同じく、デンマークにしかない教育機関「フォルケフォイスコーレ」を2校視察しました。

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