東電、ロシア国営原子力企業と技術提携へ チェルノブイリの経験、「福島第1」廃炉に活用

 ロシアはチェルノブイリ事故の印象が強く、原子力技術は他の先進国より劣るとみられがちだが、日本政府の関係者は「事故収束のノウハウは大きい」と評価する。

 対露経済協力のエネルギー分野では、サハリン沖の液化天然ガス(LNG)開発事業「サハリン2」の拡張、北極圏ヤマル半島でのLNG基地建設に対する投資なども30事業に盛り込まれる見通し。安倍晋三首相とプーチン大統領は月内にペルーで会談し、経済協力の具体化について大詰めの交渉に臨む。

【用語解説】ロスアトム

 2007年にロシア原子力庁の企業化で誕生したロシア国営の原子力企業。国内の原発稼働だけでなく、原子力発電のプラント建設から核燃料の供給、環境汚染対策、技術者の教育まで原子力に関わるサービスを幅広く手掛ける。中国やイランなど、海外でも原発建設や関連事業を積極的に受注している。

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