米大統領にトランプ氏

「米現代史上、最悪の主要政党候補」と酷評も…大統領選予測外れ敗北の米メディア 反省の謝罪文掲載するも僅差で困難の弁解

 今回の米大統領選では共和党のドナルド・トランプ氏(70)が当選を決めたことで、米主要メディアも「敗北」を喫した形となった。大半のメディアが民主党のクリントン前国務長官(69)の支持を表明する一方、トランプ氏の批判報道に終始したが、結果はトランプ氏の圧勝。世論調査の信頼性に疑問符が付き、今後の選挙報道におけるメディアなどの影響力に陰りが出る恐れもありそうだ。

 「ニューヨークが現実の世界ではないことに改めて気付かされた」

 投票日前日、クリントン氏の当選確率を「84%」と報じた米紙ニューヨーク・タイムズ。10日に掲載した選挙予測の失敗に関する検証記事の中で、編集幹部のディーン・バケット氏はこうコメントし、地方に住む米国民の怒りの声にもっと耳を傾けるべきだったと率直に反省点を挙げた。

 同紙は9月の社説でクリントン氏の支持を表明し、トランプ氏を「米現代史上、最悪の主要政党候補」と酷評した。同紙の記者は「主要メディアなどに見下されている、という(有権者の)思いをつかむのに失敗した」と書いた。今回の大統領選では大手メディアや調査機関が軒並み、世論調査の結果を基に選挙人獲得数の予測を見誤った。