「バットを奪わないと女の子が殺されてしまう」「無我夢中だった」 天王寺駅近くで男を取り押さえた3人に感謝状 天王寺署

村上正宏署長から感謝状を受け取る柳瀬一成さん=天王寺署
村上正宏署長から感謝状を受け取る柳瀬一成さん=天王寺署

 大阪市天王寺区のJR天王寺駅近くで男が金属バットを振り回し、女児(6)と女性(22)が重軽傷を負った事件で、天王寺署は11日、男を取り押さえた同市阿倍野区の会社員、馬場秀樹さん(55)と大阪狭山市の会社員、柳瀬一成さん(41)、大阪市東住吉区の社会保険労務士、杉本匡史さん(46)に感謝状を贈った。

 事件は2日午後5時20分ごろに発生。乗り換えのために同駅を利用していた3人は犯行現場に遭遇。馬場さんがバットを持つ松本将史(まさふみ)容疑者(41)=大阪市東淀川区=に飛びかかり、松本容疑者が倒れたところを柳瀬さんと杉本さんらが取り押さえた。

 馬場さんは「バットを奪わないと女の子が殺されてしまうと思い、無我夢中だった。気づいたら動いていた」と話した。同署の村上正宏署長は「危険を顧みず犯人を取り押さえていただき、早期逮捕につなげることができた」と感謝の言葉を述べた。

 松本容疑者は殺人未遂容疑で送検されたが、「殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。一方、襲われた2人のうち女性は軽傷。頭蓋骨骨折の重傷を負った女児はまだ入院中だが、快方に向かっているという。

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