杉田水脈のなでしこリポート(19)

女性の社会進出が進むデンマークへ視察に行ってきました 日本の方が恵まれていると感じたこと

 デンマークには「4カ月までは母乳で育てないといけない」という決まりもあるそうです(日本だと「出ない人もいる」と問題になりそうですが)。大臣在任中に出産したクラウ議員も例外ではありません。海外出張中もご主人が赤ちゃんを連れて随行し、会議などの公務の間に「はい!」と赤ちゃんを渡され、授乳してまた赤ちゃんをご主人に渡すということを繰り返したそうです。「仕事との両立は選ぶパートナーによる」とはまさに彼女の経験から出た言葉でした。

 お話を伺った方々は皆さん、真摯に回答くださいます。都合の良い話ばかりでなく、問題点もキチンと教えてくださいますし、何よりオブラートに包んでぼやかしたりせず、ハッキリと核心を語ってくださるのがとても印象的でした。

 女性の社会進出を支える制度が充実しているといわれるデンマークですが、相対的に日本の制度とほぼ変わらない、むしろ、日本の方が恵まれているのではと感じました。「女性が社会に出て働き、家庭と仕事が両立できれば少子化が止まる」という認識を持っている日本人が多いと思いますが、実態はその逆。デンマークの有識者は「少子化の解決にはつながらない」と明確に語っていらっしゃいました。

(続く)

■杉田水脈(すぎた・みお) 昭和42年4月生まれ。鳥取大農学部林学科卒。西宮市職員などを経て、平成24年に日本維新の会公認で衆院選に出馬し、初当選。平成26年に落選後は、民間国際NGOの一員として国際社会での日本の汚名をそそぐために活動を続けている。好きな言葉は「過去と人は変えられない。自分と未来は変えられる」。