原発最前線

消えゆくもんじゅの断末魔の叫びか…廃炉めぐり飛び交う不可解な情報

 廃炉を前提とした抜本的な見直しに向けて議論が続く日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)をめぐり、不可解な情報が飛び交っている。情報の出元とその狙いは何なのか-。

短時間運転なら審査は不要?

 きっかけは10月25日に配信された共同通信の「廃炉作業、20年にも開始 もんじゅ、短期運転条件に」との記事だった。

 この記事ではもんじゅを所管する文部科学省が、《データ取得のための短期間の運転を条件に、平成32年にも廃炉作業を開始する計画を検討している》と紹介。その計画は《来年春ごろから規制委(原子力規制委員会)との調整や設備点検などの準備を進め、31年春ごろから9カ月の試験期間を設け、そのうち4カ月間、原子炉を運転する》というものだった。

 文科省に確認すると、内容を全面否定したことから産経新聞では掲載を見送ったが、日本経済新聞や地方紙などが掲載した。

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