完全代替食「ソイレント」で体調不良、原因は「藻」の可能性

 完全代替食を謳う「ソイレント」製品による体調不良報告が続いて製造を中止していたソイレントは、原材料に含まれる藻(クロレラ)の粉末が原因の可能性があるとして、これを含まない新製品を発売すると発表した。

完全代替食「ソイレント」(日本語版記事)の粉末やスナックバーを摂取した人々が訴えた胃腸障害の原因は、乾燥させた藻からつくられた粉末である可能性があることがわかった。

『Bloomberg』は11月7日付けの記事で、ソイレントの創立者でCEOのロブ・ラインハートの談話として、ソイレントは新たに調合し「藻の粉末を含まない」製品を2017年に発売すると伝えている。

ソイレントでは、身体の不調を訴える声がオンラインで次々に報告された(日本語版記事)ことから、主力製品である「Soylent Powder 1.6」とスナックバーの販売を中止している。

これまで、原材料のリストの中で疑いのある材料としては、イソマルトオリゴ糖(短鎖炭水化物からなる、難消化性で低カロリーの甘味料)、分離大豆タンパク、藻を丸ごと粉末にしたものが挙げられていた。

問題の藻の粉末は、乾燥させた藻からつくられる、薄い黄色をした粉だ。サンフランシスコのTerraVia Holdingsが「AlgaVia」という製品シリーズで生産している。「Chlorella protothecoides」(現在の学名は「Auxenochlorella protothecoides(トレボウクシア藻綱クロレラ目)」)の「S106」菌株を、広大な発酵タンク内で管理された状態で育成されているという。

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