国内発見のトリュフ、新種と確認 森林総研など 1種は食材に適す可能性 茨城

 森林総合研究所(つくば市)や東京大などは、国内で発見された2種類のトリュフが、いずれも新種であることを確認した。このうち1種は食材に適している可能性があるため、同研究所などでは栽培技術の確立を目指している。

 同研究所の木下晃彦特別研究員らによるチームが、トリュフの形態や遺伝子解析から、新種であることを確認。日本菌学会の学術誌に研究成果が掲載された。新種は「ホンセイヨウショウロ」「ウスキセイヨウショウロ」とそれぞれ命名された。

 このうち食材に適している可能性があるのは「ホンセイヨウショウロ」。直径1〜4センチの大きさで白く、ガーリックや熟成したチーズのような香りがするという。「子嚢(しのう)」と呼ばれる袋状の構造物に、胞子が2個入っているのが特徴。茨城、宮城、大阪、三重の4府県で計14個見付かった。

 「ウスキセイヨウショウロ」は直径約2センチの大きさで、神奈川県で1個発見された。

 同研究所によると、国産のトリュフは食用の対象とされておらず、市場に出回っていないという。同研究所は、順調にいけば10年後に苗木を販売できる可能性があるとしている。世界三大珍味の一つに数えられ、高級食材で知られるトリュフの国産品が、市場に出回る日も夢ではなさそうだ。

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