NTTドコモは9日、来年5月以降、第5世代移動通信方式(5G)を使った仮想現実(VR)の観光案内など国内初の5Gの一般向け実証実験を東京・お台場と東京スカイツリー周辺で行うと発表した。東武鉄道と協力し、スカイツリーラインの一部区間の列車内でVRの観光案内映像などを体験できるという。
5Gは10ギガ(1ギガは10億)ビット毎秒を超える高速さや低遅延、大容量の通信が特徴のサービス。スカイツリー周辺の実験では、5ギガビット毎秒のネットワークを構築し、VRや拡張現実(AR)の大容量の観光案内映像をスカイツリー周辺を走るスカイツリーラインの列車内や路線バスに配信する。
ドコモは2020年を5G商用化の目標時期と定めており、鉄道など各業界と連携したサービスの提供に向けて開発を進めている。