異例のクマ目撃200件超! 20年ぶり狩猟解禁へ…兵庫県

 兵庫県養父市の林道で7日朝、出勤途中の男性会社員(70)がクマに襲われてけがをした事案を受け、井戸敏三知事は同日の定例会見で「クマによる被害を続出させないためにも、ある程度、個体数の管理をせざるを得ないことを県民の皆さんに理解していただきたい」と述べた。県は15日、これまで絶滅の恐れがあるとして保護してきたツキノワグマの狩猟を20年ぶりに部分的に解禁する。

 県森林動物研究センターによると、県内のクマの目撃情報は10月に入り急増。9月は44件だったが、10月1〜25日には205件の情報が寄せられた。このうち、7〜8割が県北部の但馬地域という。

 目撃情報が1カ月に200件を超えるのは異例だといい、担当者は「今年はブナやミズナラのドングリが不作で、餌を求めて集落に下りてきている」と分析。クマが冬眠に入る12月中旬まで、出没は増えるとみている。

 同センターは「ラジオを携帯したり複数で行動したりするなど、なるべく音を出して、クマに出合わない方法をとってほしい」と呼びかけている。

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