スポーツの現場

停滞危機のなでしこ再び花開くか? 「ヤングなでしこ」がU-20W杯優勝へ覚悟

 今回、U-20女子W杯に挑む妹分たちは、精鋭がそろった。フル代表経験のあるDF乗松瑠華(浦和)、今季のプレナスなでしこリーグで3位タイの7ゴールを挙げたFW籾木結花(日テレ)、JFAアカデミー福島出身のDF守屋都弥(みやび)=INAC神戸=に加え、MF杉田妃和(ひな)=同=やFW西田明華(C大阪堺レディース)、MF松原志歩(同)ら14年U-17女子W杯で決勝でスペインを下して優勝を達成したメンバーも選出された。

 さらに心強いのは、フル代表と兼任する高倉監督が指揮を執ることだ。14年U-17女子W杯に加え、優勝を遂げた昨年8月のU-19アジア選手権(中国)でもチームを率いた。高倉監督の指導者像について、杉田は「個人個人の色を大事にしてくれる。自分たちのいいところについて声をかけてくれる」と話す。モチベーターとも言える指揮官の継続性は大きな武器となりそうだ。

 全員守備、全員攻撃がチームのスタイルといい、杉田は「連係プレーやゴール前のアイデア、技術の高さで、自分たちも見ている人たちも楽しいプレーをしたい」と力強い。

 追い風も吹いている。9、10月に行われたU-17女子W杯(ヨルダン)で「リトルなでしこ」が準優勝を遂げ、男子のU-19代表は10月に行われたU-19アジア選手権(バーレーン)で初優勝を果たした。日本サッカーの世代別代表が勢いづいていることも、大きなモチベーションとなる。頂点に向け、西田は「自分たちが、また結果を残さないといけない。いい波に乗って優勝まで行きたい」と意気込んでいる。

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