スポーツの現場

停滞危機のなでしこ再び花開くか? 「ヤングなでしこ」がU-20W杯優勝へ覚悟

 若きなでしこは、再び大輪の花を咲かすことができるか-。サッカーのU-20(20歳以下)女子日本代表が、13日に開幕するU-20女子ワールドカップ(W杯)パプアニューギニア大会に臨む。黄金時代から停滞の危機にひんするフル代表「なでしこジャパン」の再建のためには、若手の底上げが必須。2年前のU-17女子W杯の初優勝に貢献したメンバーを据えた「ヤングなでしこ」の戦いは、2020年東京五輪も見据えた日本女子サッカーの未来が懸かっている。

(吉原知也)

 赤道の南に位置するパプアニューギニアで行われる今大会は、14年の前回カナダ大会優勝のドイツや米国など16チームが参加。日本は、自国開催で3位に入った12年以来2大会ぶりの出場となる。B組に入った1次リーグで、13日に前回大会準優勝のナイジェリア、16日にスペイン、20日にカナダと対戦。3位決定戦と決勝は12月3日を予定している。

 日本女子サッカーを取り巻く状況は厳しい。11年女子W杯ドイツ大会で初優勝、12年ロンドン五輪で銀メダル。昨年の女子W杯カナダ大会で準優勝を挙げて黄金期を築き上げたなでしこジャパンは、今春に日本で開催されたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で敗退を喫した。

 長年指摘されてきた「世代交代」、「新戦力の融合」の失敗が響いた。五輪切符を逃したことで、定着した人気に陰り出る格好となった。

 4月に高倉麻子新監督(48)が就任したことで再スタートを切ったなでしこ。世代別を含めた強化に加え、競技環境の向上には、結果を出すことが強く求められる。

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