沖縄反基地闘争ルポ

通行妨害、農地荒らし…反対派の不法行為に地元住民は怒り心頭だった 「農民イジメはもうやめて!」

 ■勢い止まぬ反対派

 こうした地元住民の不満を知ってか知らずか、反対派の活動に陰りは見えない。

 5日の訓練場周辺では、反対派が「おいコラ! 名前覚えておくぞ!」「こんな仕事して恥ずかしいでしょ?」と威嚇したが、機動隊員らは平身低頭だった。大阪府警の機動隊員が10月18日に訓練場敷地内に侵入した反対派に「土人」と発言したことも影響しているとみられる。反対派に「土人」発言を難詰された機動隊員は「そのことは本当にすいませんでした」と何度も頭を下げた。

 10月28日には自民党県議団が、反対派が警察官に「お前ら人殺しの子供は人殺しだ」などと暴言をぶつけているとして、防止措置を求める意見書を提出した。

 しかし、反対派はどこ吹く風。訓練場メーンゲート前で開かれた今月5日の集会では、平良昭一県議(会派・おきなわ)がマイクを握り、「自民党はネット右翼の表現を議場で延々と語り続けた」と切って捨て、集会参加者から拍手を浴びた。

 「悪を取り締まるために警察官になったんでしょ。善人を取り締まってどうするんだ!」

 5日にダンプカーの訓練場搬入を阻止しようとした反対派の男性は、機動隊員にこう詰め寄った。自分たちは善人で、工事を進める人は悪人-。そう信じて疑わない活動家の耳には、地元住民の怒りの声は届かぬようだ。

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