仕方なく、私は自らの手元にあるスマートフォンのみを解析会社で調査してもらうことにしました。多くの解析会社では、トラブルに巻き込まれることを恐れてか、私の依頼を受けてくれませんでしたが、ようやく、アスエイト・アドバイザリー株式会社に引き受けてもらいました。その結果判明した、インストールされたアプリケーション一覧が添付のとおりとなります(資料1)。
アプリケーション一覧に記されているように、私のスマートフォンに指し手を示す将棋ソフトは導入されていません。また、パソコンの遠隔操作を行い得るソフトも導入されていません。ちなみに、スマートフォンの電源のオンオフについては、抽出不可能な領域であることから判明しませんでした。
解析とは別に、私は、対局中はスマートフォンの電源を切っていたはずですので、このことを証明するため、ドコモから取り寄せ可能な過去の通信データを入手しました。しかし、非常に残念なことに、ドコモでは通信データについては時間単位ではなく、日単位でしかデータを保有していませんでした。それでも、対局日の通信データ量が、対局がなかった日と比べて少ないことから、私が対局中に電源をオフにしていたことを添付資料からうかがえると思います。