高浜原発

関電、3号機の定期検査を12月9日開始 期限より大幅早期、再稼働に備え?

 関西電力は7日、司法判断で稼働を差し止められている高浜原発3号機(福井県)の法定の定期検査を来月9日に開始する申請書を、原子力規制委員会に提出した。検査開始期限は来年3月25日だが、大幅に時期を早める。検査は通常3〜4カ月程度かかり、3月ごろに終了する見込み。

 関電は「(同様に停止中の)高浜4号機の(自主的な)点検が12月におおむね完了することから、引き続き3号機の検査に入る」と説明している。

 高浜3、4号機をめぐっては、住民が運転停止を求める仮処分を大津地裁に申し立て、地裁は今年3月に運転差し止めの仮処分を決定。関電は大阪高裁に抗告し、高裁の決定が年明け以降に出るとみられる。高裁で稼働を認められた場合、今回の定期検査の終了時期に重なり、再稼働の工程に入りやすい。

 関電は高浜3号機が稼働した場合、火力発電の燃料費節減などで1カ月当たり50億円の収支改善を見込んでおり、電気料金を値下げする余地も生まれる。

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