恐竜の脳の化石、「酢漬け」になって初めて発見 「驚くべきこと」とケンブリッジ大研究チーム

PHOTO: Elena Duvernay / 123RF
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 ケンブリッジ大学の研究者チームが、恐竜の脳の化石を初めて発見した。水辺で死んだ恐竜の頭が、ピクルスのように酸性の水の中で「酢漬け」されていたことが良好な保存状態につながったという。

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考古学者たちは、イギリスの海岸で化石化した恐竜の脳組織の「初のサンプル」を発見した。「素朴な茶色の小石」と描写できるこの化石は、アマチュアの化石ハンター、ジェイミー・ヒスコックによって2004年に発見されたものだ。そしてその起源が、つい最近研究者たちの分析によって明らかになった。

今回の発見において驚くべきことは、化石の保存状態だ。

ケンブリッジ大学の研究者たちによれば、この化石はイグアノドンの近縁種のものだという。その4本足の草食恐竜は、ヨーロッパ周辺に1億2%2C500万〜1億3%2C300万年ほど前に生息していたといわれている。

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