単刀直言

共産党の小池晃書記局長 「民進党は態度を決めよ。信頼なければ本気の共闘はできない」「連携で保守層の支持も広がる!」

 私たちは連合との決別を求めているのではありません。民進党は「共産党と一線を画せ」という連合の方針に従うのか。それとも野党と市民の共闘の方向に行くのか。ここをはっきりさせてほしいのです。巨大与党に勝つためには、野党間の本気の共闘が必要なのですから。本気の共闘は相手を尊重し、相互信頼がなければ迫力が出ません。周囲に「本気でやる」と伝わらなければならないのです。

 ■得票比率に応じ擁立を

 次の衆院選で共産党が一方的に候補を取り下げることは考えていません。共闘する以上は(1)互いの候補者を相互に推薦する(2)野党間の共通政策を明確に、豊かにする(3)政権構想に関する前向きな合意をする-ことが大切です。特に相互推薦は欠かせない。原発政策に関する合意も大切です。

 民進党の蓮舫代表は「綱領や政策の違う政党と一緒に政権を目指さない」といいますが、綱領や基本政策、理念が一致するなら同一の政党になりますよ。われわれが求めているのはあくまで選挙協力です。

 野田さんは以前、共産党との選挙協力を指して「血液型の違う人は輸血したら死んじゃう」と指摘しました。われわれは「輸血しよう」といっているのでなく、「手をつなごう」といっているだけです。

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