西陣織活性化へ 来年、地名550年キャンペーン実施

 西陣織の業界団体、西陣織工業組合(京都市上京区)は31日、京都の北西部地域が「西陣」の地名となり来年で550年を迎えることを記念し、ロゴタイプやポスターを作成したと発表した。11月から来年12月まで「西陣550」キャンペーンを行い、地盤沈下が進む西陣織の関連産業の活性化を図る。

 同組合によると、西陣の地名は、応仁元(1467)年に始まった応仁の乱で、山名宗全が率いた西軍の陣地跡に由来。応仁の乱後、各地に離散していた織物職人が西陣に集まり、織物づくりを再開した逸話が残っているという。

 キャンペーンでは具体的に、西陣織会館(同区)で毎日開いている「きものショー」の特別版として、12月以降、一般参加者がショーのモデル体験などができる新企画「Shall We きものショー?」を開始。このほか、来年にかけ、550年を記念する関連イベントを順次行う。

 同組合には現在、約370の業者が加盟する。辻本泰弘専務理事は「和装業界は厳しく、(50年後の)西陣600年の時には業者がどれだけ残っているか分からない。西陣織を見直すきっかけになれば」と話す。

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