キーワードは「ウェルネス」 大阪・夢洲のIRで関西同友会提言「カジノはストレス発散」 - 産経ニュース

メインコンテンツ

キーワードは「ウェルネス」 大阪・夢洲のIRで関西同友会提言「カジノはストレス発散」

関西経済同友会が大阪市の夢洲での設置を提言しているIRのイメージ。水都・大阪を表わす「なにわ八百八橋」にちなみ、橋をモチーフにとった(関西同友会提供)
関西経済同友会が大阪市の夢洲での設置を提言しているIRのイメージ。水都・大阪を表わす「なにわ八百八橋」にちなみ、橋をモチーフにとった(関西同友会提供)

 関西経済同友会は1日、大阪府・市が大阪湾の人工島・夢(ゆめ)洲(しま)(大阪市此花区)での実現を目指す統合型リゾート(IR)について、運動などによる心身の健康を意味する「ウェルネス」を柱の一つにするよう府・市に求める提言を発表した。IR利用者のデータを分析し、健康の付加価値を付けた商品・サービスを開発することを提案。ウェルネスの概念を導入したIRは世界にも例がないという。

 夢洲では府が「健康・長寿」をテーマに2025(平成37)年の国際博覧会(万博)誘致を目指す。IRと万博の一体開発でインフラ整備を加速し、経済効果を拡大する議論につながる可能性がある。

 IRは国際会議場やホテルなどにカジノを含む複合型観光施設で、カジノのギャンブル依存症を懸念する声もある。

 提言はカジノについて「ストレス発散の一つとして健康の保持増進や認知症などの予防にも活用できる」と指摘。新しい健康サービスや娯楽・保養施設を加えることで、「既存のIRモデルとは差別化された国際競争力のあるものになり得る」としている。

 IRの実現には関連法の成立が前提だが、同友会はIRを訪れる外国人観光客の消費などによる経済効果を約7600億円と試算。府が10月28日にまとめた万博の基本構想最終案は「IRを含む夢洲まちづくり構想を踏まえ、利用計画を検討する」と明記した。

 提言を作成した同友会関西MICE・IR推進委員会の福島伸一委員長(大阪国際会議場社長)は、大阪市内で開いた記者会見で「今回の提言では万博については考慮していない」としながらも、「IRは投資回収効果が大きく、万博にもフォローの風(追い風)になるのでは」と話した。