「青信号だから発進した」…自動運転車のAI「判断」内容を記録 事故の究明や再発防止へ新システム

 ただ、完全自動運転車はドライバー不在で走るケースも想定され、事故の際に操作の経緯や事故原因を把握できない恐れが指摘されている。産総研はこうした課題を克服するシステムを提供し、自動車メーカーの開発を後押しする考えだ。

■AIの課題に詳しい中野秀俊弁護士(グローウィル国際法律事務所)の話

「システムが実用化されれば、完全自動運転車が事故を起こした後の調査や捜査に活用でき、また裁判の証拠の一つになる可能性が高い。誤作動を起こすAIを製造したメーカーを調べる手立てにもなりうる。ただし、システムそのものが誤った記録を残さないかなど十分な検証が必要で、実用化へのハードルは高い」