原発最前線

雨水6・6トン流入 あわや安全機能喪失 「世界一厳しい規制」のはずが…問われる電力会社の危機管理意識

 同社によると、覚書では連絡するタイミングについて、(1)放射性物質の放出や重大事故などの「直ちに連絡」するもの(2)出力が変動するようなトラブルである「速やかに連絡」するもの(3)それ以外の「定期的に報告」するもの-の3段階に区分されている。

 今回の事象は、(3)に該当すると判断し、マンスリーレポートで公表したのだという。金井社長も、記者の質問に「公表の扱いについてもこれで良かったのか、再発防止策を検討する中で検討したい」と述べた。

 【志賀原発】

 北陸電力が所有する石川県志賀町にある原子力発電所。平成5年に1号機が、18年に2号機が運転を開始。出力は1号機が54万キロワット、2号機が135万8千キロワット。両号機とも福島第1原発事故以降は稼働しておらず、2号機は現在再稼働に向けて規制委の審査を受けている。

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