衝撃事件の核心

女優交際発覚の猪瀬直樹氏が都知事を辞職することになった徳洲会事件 勝者は誰だったのか

一方で、徳洲会側から刑事告発されていた能宗被告も警視庁に業務上横領容疑で逮捕され、その後、特捜部に起訴された。

親族側、能宗被告とも有罪に

公選法違反事件で起訴された徳洲会幹部は計10人に上り、既に全員の有罪が確定。公判では、徳洲会側が毅氏の選挙をめぐり、職員計594人に計約1億5560万円を支給して選挙運動に従事させた上、毅氏への票の取りまとめをさせる目的で計6000万円を地元議員らに提供した-とする大規模な選挙違反の構図が明らかにされた。

毅氏は、事件発覚後に衆院議員を辞職。その後、「連座制」が適用され、毅氏は衆院鹿児島2区からは5年間、立候補が禁止される処分を受けた。

一方、主導的役割を果たしたとされる虎雄氏はALSで療養中のため不起訴(起訴猶予)処分となったものの、グループ理事長を辞任した。

公選法違反罪を認める方針を取った親族らとは対照的に、能宗被告は徹底抗戦する戦術を取った。能宗被告は、徳洲会関連会社の資金計3000万円を自身の口座に移したとする業務上横領罪に問われたが、「グループの選挙活動資金を個人資産で立て替えていた。資金を移動したのは立て替え金を清算するためであり、横領ではない」と主張した。

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