衝撃事件の核心

女優交際発覚の猪瀬直樹氏が都知事を辞職することになった徳洲会事件 勝者は誰だったのか

しかし、徳田氏は難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、指導力が低下。そうした中で22年ごろ、政治活動資金の処理をめぐり、能宗被告は虎雄氏の親族らと対立。親族側から不透明な金銭処理を追及され、24年に事務総長を解任された。さらに翌年には懲戒解雇となった。一方、能宗氏は親族側に対抗するため、東京地検特捜部に全面的に協力し、グループ内の違法選挙運動の情報を提供したとされている。

事件は25年9月、東京地検特捜部が徳洲会の関係先を家宅捜索したことで動き出した。

徳田氏の次男で当時衆院議員だった毅氏(45)が鹿児島2区で3選を果たした24年の衆院選で、徳洲会グループが全国の病院から多数の職員を陣営へ派遣し、選挙を支援する見返りとして違法に金銭を支払っていたとする公職選挙法違反容疑だった。

選挙時に地元議員らに現金を渡したことも発覚し、その後、公選法違反(運動員買収・買収資金交付)の疑いで、親族など複数のグループ幹部が特捜部に逮捕される事態に発展した。

会員限定記事会員サービス詳細