緊迫・東シナ海

中国初の国産空母「船体が完成」 報道官発表

 【北京=西見由章】中国国防省の呉謙報道官は27日の定例会見で、遼寧省大連で建造されている中国初の国産空母について、船体の主要部分がドック内で完成したことを明らかにした。中国初の国産空母が来年にも進水する可能性が高まった。

 呉氏は「建造は計画通り進んでいる。現在は装置や設備の取り付け作業を行っている」と述べた。この空母については同省が昨年末、建造を公式に認めた。排水量5万トンで通常動力装置を採用し、国産艦載機を搭載する計画だ。公式発表されていないが、上海でも2隻目となる国産空母が建造中とみられている。

 中国が運用する1隻目の空母はウクライナから購入、改修した「遼寧」で、2012年に就役。中国海軍は20年までに空母打撃群を世界の各海域に展開することを目標に掲げており、国産空母は東シナ海や南シナ海に派遣される見通しだ。