英語力ゼロから米ミュージカルの舞台へ 夢のブロードウェー女優に一歩近づいた西岡舞さん

 そんな中で、「厳しい現実を生きながら、純粋で優しい気持ちを忘れない」「夢がかなわずもどかしさを感じている」というジジの心情に気付き、西岡さん自身が置かれた立場に重ね合わせて役作りを深めていった。

 舞台の稽古は5月から4カ月間続き、西岡さんはマンハッタンの自宅からニュージャージー州の稽古場まで毎日、往復4時間かけて通った。

自分の言葉「伝わった」

 公演は9月9~25日に計9回開かれた。終演後に観客が「ネーティブ・スピーカーだと思っていた」と言ってくれたことが嬉しかった。「自分の言葉が伝わった。今までやってきたことが間違っていなかった」と自信を深め、「120%の努力をすれば夢は絶対にかなう」と確信した。

 英語を話せず、ゼロというよりもむしろマイナスからスタートして、米国のステージに立つことができた西岡さん。夢のブロードウェー女優を目指し「さらにレベルアップしていきたい」と意気込んでいる。

 次回の出演は「ジーザス・クライスト・スーパースター」に決まった。公演はニューヨークのザ・シークレット・シアターで11、12月に計6回開かれる。

〈構成:上野嘉之 取材協力:七野李冴(しちの・りさ)

→ 西岡舞さんのブログ

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