広島新庄・堀投手、カープも日ハムも「どっちも応援したい」 - 産経ニュース

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広島新庄・堀投手、カープも日ハムも「どっちも応援したい」

 「どっちも応援したい…」-。プロ野球ドラフト会議で日本ハムに1位指名された広島新庄高(北広島町)の堀瑞輝投手(18)は子供の頃からカープファンだが、皮肉にも日本シリーズでは就職先の日本ハムと直接対決することに。堀投手の家族によると、試合を観戦しながら複雑な表情を見せているという。

 「部活は引退し、新人キャンプに向けた体づくりを始める前のこの時期だけは週末に実家に帰る余裕があるようで…」と堀投手の指名後の様子を話すのは母親の直美さん(46)=呉市焼山東。堀投手がプロになる夢をかなえるまでの歩みを、これまで温かく見守ってきた。

 堀投手について「日本シリーズは、ゲームが始まっても(どちらを応援するか)頭を抱えていました」と笑顔をみせる。

 直美さんによると、堀投手は幼い頃から体力や運動神経に優れ、3歳で父親の義和さん(46)に連れられて鳥取県の名峰・大山(標高1729メートル)を登山した。

 小学2年で野球を開始。小学4年では、自宅から80キロ以上離れた三原市の祖母の谷河良美さん(78)宅まで子供用自転車で走破した。

 中学で投手としての才能が認められたが、以前から「プロ野球の選手になる」と周囲に宣言。一般的に投手の方が野手よりも選手生命が短いとされるため、高校の進路指導でも「(ドラフトで)誘われたら、どこでもプロ入りする」と答えていたという。

 結局は日本ハムに決まったが、「堀家は全員カープファン。進路については本人の意思に任せていたが、セ・リーグのチームじゃなくて助かった」と直美さん。「日本シリーズが今回と同じ組み合わせになるか、交流戦であたる以外はどちらも応援できるので」と日ハム入りを歓迎する。

 直美さんは「ドラフト1位ということでおごりが出ないよう、精神面でのアドバイスができれば」。谷河さんも「誕生日を祝う電話を高校の寮からでもかけてきてくれる優しい孫。(日本ハム本拠地の)北海道は遠いが、近くに遠征してきたときは応援に行きたい」と家族ぐるみで応援している。