衝撃事件の核心

指混入ラーメン騒動でツメ誤った幸楽苑、27日一斉休業 「手首ラーメン事件」思い出した?

おまけに、「指入りラーメン」の報道を受けて、1カ月後の10月13日に同社HP上で発表されたおわび文では、「従業員の爪の一部が混入した商品を提供」と記載。保健所側の説明と食い違い、同17日になってようやく、「人の指の混入だった」と訂正した。

不誠実な対応引き金

同社のこうした不誠実な対応に、報道は過熱した。インターネット上では、過激な拷問シーンや暴力シーンで話題を呼んだ北野武監督作品の映画「アウトレイジ」のワンシーンを連想させると火がついた。

また、年配層には、暴力団抗争によるバラバラ殺人で、始末に困った手首を屋台のラーメンに入れたという昭和53年の手首ラーメン事件がまっさきに思い起こされ、対応のまずさがイメージを大きくダウンさせた。

27日には一斉休業

業績への影響も懸念される事態に、幸楽苑ホールディングスの武田典久専務は「初動のまずさが対応の遅れを招いてしまった」と後悔をにじませる。

今回の混入問題では、切断事故後の確認ミスや社内での情報共有体制の不備も相次いだ。

同社のマニュアルでは、チャーシューは仕込みから24時間で廃棄されるはずだったが、従業員のけがで混乱したこともあり、指が混入した容器には仕込み時間を記載したシールが貼られていなかった。

会員限定記事会員サービス詳細