関西の議論

「国の裏切り」「廃炉なら明日にも更地に戻して」もんじゅ見直しに福井県知事、敦賀市長が激怒 無策を痛烈批判

【関西の議論】「国の裏切り」「廃炉なら明日にも更地に戻して」もんじゅ見直しに福井県知事、敦賀市長が激怒 無策を痛烈批判
【関西の議論】「国の裏切り」「廃炉なら明日にも更地に戻して」もんじゅ見直しに福井県知事、敦賀市長が激怒 無策を痛烈批判
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 核燃料サイクルの中核を担うとされてきた高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)が風前のともしびとなっている。トラブルや不祥事が続き運転の見通しが立たない上、年間に約200億円の維持費がかかることから、政府は廃炉を含めた抜本的な見直しに着手、年内に結論を出す方向だ。これに反発するのが、長年もんじゅに関わってきた同県と敦賀市で、サイクル政策を曖昧なまま放置してきた政府に対し、責任を求める声が上がっている。

「国の裏切り」

 「いろいろな思いがある中で応援をしてきた。上京して政府を訪れた際は『何も決まっていない。幅広く検討をする』という答えだった。バカにされているような気がする」

 政府の原子力関係閣僚会議がもんじゅ見直しの方針を確認した9月21日、敦賀市の渕上隆信市長は報道陣を前に険しい表情で語った。

 渕上市長は前日の20日、県内の他の原発立地3町長とともに上京。文部科学省、経済産業省、官邸にもんじゅの存続を訴えたばかりだった。「一夜明けて、なぜ言ってくれなかったのかという気持ちが非常にある」と不信感をあらわにした。

 原子力行政は地元の理解なくしては進めることはできない。松野博一文科相は21日夜に急遽、福井県を来訪した。

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