「子供たちを被曝させるのか」「おまえは殺人者」 福島・国道6号清掃のボランティア活動、主催団体に今年も誹謗中傷80件

 「いろんな人がいるので…」。浪江町出身の高校3年の女子生徒(18)は、過度に放射線被曝を恐れる声が上がっていることについて、そう受け止めた。だが、「実際に(福島に)来てもらえれば分かるのに。悲しいです」と声を落とした。清掃を終えると、「町がきれいになって気持ちよかった。私にとっては故郷への恩返しなんです。いつか生まれ育った浪江も掃除できたらうれしい」と話した。

 楢葉町出身の高校1年の女子生徒(16)は今回初めて活動に加わった。2歳上の兄が参加していたのを見て、自分も力になりたいと思った。「やってみると楽しかった。これからも参加したい」と声を弾ませた。

 ハッピーロードネットの西本理事長は「『自分たちの町をきれいにしたい』という高校生たちの自主性を尊重したい。彼らは生まれ育った故郷に帰りたくても帰れないんです。そんな子供たちの思いを否定するようなことはしてほしくない」と語った。(野田佑介)

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