平幹二朗さん急死…一人暮らし自宅の浴槽で息子が発見、死因は不明

 端正な容姿と深みのある声、重厚な演技で演劇界を牽引してきた名優が、急死していた。

 北沢署によると、22日に所属事務所が平さんと連絡が取れなかったことから、翌23日、近くに住む岳大が世田谷区内の自宅を訪問。午後6時半ごろ、浴室の浴槽で倒れているのを発見し、119番した。同署員が駆けつけたが、すでに心肺停止状態だったという。平さんは一人暮らしだった。死因は不明だが、同署は事件性はないとみている。

 平さんは高校卒業後の1953年に俳優座養成所に入所し、56年に俳優座入団。若手ホープとして注目を集め、劇団四季の「ハムレット」で高く評価された。63年のフジテレビ系ドラマ「三匹の侍」で人気を博し、大河ドラマの「樅ノ木は残った」(70年)、「国盗り物語」(73年)に主演するなど国民的人気を集めた。

 その後も「NINAGAWAマクベス」(80年)など、今年5月に死去した蜷川幸雄さん(享年80)の演出舞台に多数出演。「リア王」などシェークスピア作品にも数多く出演した。健康面では87年に、良性腫瘍である肺過誤腫で手術を受けていたことがある。

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